エコジョーズはガス代を安く(節約)できるのか、従来品と比較検証する

ノーリツ エコジョーズ

エコジョーズ、どのくらい節約できるのか?従来品とガス使用量を比較


ガス給湯器について、当ブログでは過去記事内にてエコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯器)を勧めていますが、エコジョーズは従来品と比較して省エネとなっておりガス代の節約が出来ると書きました。
ただ、エコジョーズと従来品を比較して本当にガス料金が安くなるのかとか、具体的にどのくらい節約できるのかと疑問を持つ方も多いと思います。そのため、今回は我が家の例をあげて比較して書いてみます。

なお、比較するのにあたり、実際の検針伝票をここに掲載するかどうかを考えましたが、検針伝票はそれぞれの会社オリジナルの物で掲載すると使用量などから私が誰であるか分かってしまいそうなので、実際の伝票の写真掲載は控えます。
*念のため申し上げますが、以下に出てくる数字などの改ざんは一切ありませんのでご安心下さい。*

参考までにエコジョーズ設置前と設置後の我が家(プロパン)の実際の使用量増減を比較すると以下の通りでした。
我が家で使用しているのはノーリツ製のエコジョーズです。
またガス料金は会社によっては原料費調整制度を採用している所もあり(電気がそうですが)、
㎥あたりの単価が月および年度によって変動します。
そのため金額では比較出来ませんので使用量(㎥ 立方メートル)で比較をします。

 エコジョーズ設置前   エコジョーズ設置後   ガス使用量の増減  
 2011年1月分 26.1 ㎥   2012年1月分 23.8 ㎥   -2.3 ㎥ (-8.81 %)  
 2011年2月分 28.9 ㎥   2012年2月分 24.0 ㎥   -4.9 ㎥ (-16.95 %)  
 2011年3月分 24.7 ㎥   2012年3月分 23.4 ㎥   -1.3 ㎥ (-5.26 %)  

*エコジョーズ設置前・後のメーカーは違うものの共に20号。
*今年と昨年を比較して家族構成が変わったり(増えたり減ったり)はありませんし、とくに使い方(シャワーを使う回数や風呂に入る回数が減ったなど)が変わった事はありません。しかし、昨年末に浴室のリフォームを行って若干浴槽が大きくなり、それだけお湯を張る量(湯量)は増えています。(湯量が増えていると言うことは当然それだけガスも使う)

エコジョーズを導入して最も節約できた月だと約-17%で、3ヶ月合計だと -8.5 ㎥(平均-10.32%)でした。
(この17%という数値はノーリツのカタログスペック(15%)以上のため、この月は追いだき機能を使った沸かし直しなどの使用回数が少なかったと思われます。実際の節約率を比較すると最大でもカタログスペックの-15%ぐらいに収まると思われます。)
こうして数字だけを眺めてみても使用量が減っているのが分かります。(当然ガス代も安くなる)
ただ、3ヶ月平均(-10.32%)を比較して大したことがないと思う方もいるかもしれませんが、以下の考慮すべき重要な点が3点あります。

1.リフォームして我が家の浴槽が若干大きくなった。
2.今シーズンの冬は例年と比較して寒かった。
3.今年は閏年で、2月は昨年と比較して1日多かった。

浴槽が大きいと言うことは、それだけ多くのお湯を作って浴槽に張るということであり、寒いと言うことは、給湯器への入水温度も当然低い(冷たい)訳ですから、設定してある温度まで水温を上げるのにはガスをより多く使います。
また 3.の閏年は1日多い訳ですから(2月29日分は3月分の検針に入っている)3月分を昨年と同じ日数で換算する(28日)ならば 22.6㎥ ぐらいに収まっていたはずです。(23.4㎥ ÷ 29日 = 1日あたり約0.8㎥、 23.4㎥ - 0.8㎥ = 22.6㎥)

このように使用する湯量が増え、更に例年よりも寒く、閏年で1日多かった今シーズンの冬場に昨年と比較して平均 10.32%の節約が出来たのは、個人的には上々の成績だと感じます。
ちなみに、ノーリツのカタログ上ではエコジョーズは従来品と比較して15%の節約と謳っていますが、これらの考慮すべき点(湯量が増えたとか)を除けばそれに近い数字は望めそうです。


エコジョーズ+プロパンではどのくらいガス代が安くなるか


参考までに上記使用量をプロパンで計算すると以下の通りになります。

プロパンの場合
プロパンの単価(㎥)を *495 円とするなら、上記3ヶ月(8.5㎥)で 4,207 円(小数点以下切捨て)の節約
*単価は 石油情報センター が2012年2月29日に公表した関東地区価格(20㎥ = 11,550円)を参考
*上記、関東地区の価格は基本料金が含まれた価格であるため基本料金を差し引く必要があります。
 このプロパンの基本料金については会社によってかなりのバラつきがあるため、
 ここでは こちら のサイトの平均価格(1650円 *この記事を書いた時点)を参考にしています
 上記参考価格(20㎥)11,550 円 - 基本料金参考価格 1,650 円 = 9,900 円
 よって単価は 9,900 円 ÷ 20㎥ = 495 円 としています。
*このプロパンの単価については意見(もっと安いとか、逆にもっと高い)があるかもしれませんが、あくまでも参考価格です。


エコジョーズ+都市ガスではどのくらいガス代が安くなるか


都市ガスで計算すると 東京ガスのプロパン→都市ガスの料金シミュレーション によれば
プロパン 8.5㎥ は都市ガスで18.7㎥に相当します。
(発熱量がプロパンのほうが都市ガスよりも2.2倍ある)

以上のことから、
単価(㎥)を 153.31 円とするなら、上記3ヶ月(18.7㎥ なら)で 2,866 円(小数点以下切捨て)の節約
*単価については 東京ガスの料金(一般料金 2012年3月検針分 153.31円/㎥)を参考 

こうして見ると、どちらの場合でもガス代が安くなっているのが分かりますが、比較すると都市ガスを利用している方よりもプロパンを使っている方のほうがエコジョーズの導入メリットが大きいのが分かります。


エコジョーズと従来品の価格差はどのくらいの期間で元が取れるか


エコジョーズと従来品(ベーシックタイプ)の価格差を比較すると約 50,000 円(定価、20号、オート、壁掛けタイプ)ぐらいあり、イニシャルコストの差を感じますが、この差を何年で元が取れるをノーリツの このページ で謳っている数字(プロパン、4人家族、年間約20,000円の節約が出来るとしている)で計算するなら、2年半ぐらいで差額をチャラに出来る計算になります。
また給湯器の寿命は10年ぐらいとされることが多いので(エコジョーズもそれほど変わらないと思われる)、約2年半で元を取った後の7年半は節約の恩恵を受けることが出来ます。

念のため我が家の過去の使用量(昨年の年間使用量は約 210 ㎥だった)などから、ノーリツがカタログで謳っている15%の節約が出来るとして、上に挙げた単価を当てはめるなら、

プロパンの年間節約額は 15,592 円、都市ガスは 10,624 円となりました。
ノーリツの4人家族で20,000 円が節約できるという数値(恐らくノーリツが計算した理論上の数値)は、我が家で15,5925 円だったこと(計算した理論値などではなく実際に使っている数値を基にしている)を考えるとプロパン 495 円/㎥なら的外れなものではなく、恐らくその金額ぐらいになると思われます。
実際に15%の節約が出来るとするなら、我が家では約3年2ヶ月、都市ガスなら約4年8ヶ月で元が取れる(エコジョーズとベーシックタイプとの価格差約 50,000 円)計算になります。

また我が家のここ3ヶ月平均の節約率が -10.32% だったことから、この数字を当てはめるならば、
プロパンの年間節約額は 10,727 円、都市ガスは 7,309 円となり、10.32%なら、元を取るのにプロパンは約4年半、都市ガスは6年10ヶ月ぐらいになります。


これらのことからも給湯器の買い替えで従来品(ベーシックタイプ)にするかエコジョーズにするかを検討しているのであれば、月々の支払額も安くなり数年で差額をペイ出来るエコジョーズのほうがお得だと分かって頂けるはずです。

*注意事項など
実際は古くなってくるとエコジョーズ自体の効率が落ちる可能性も考えられるのでこの限りではないかもしれません。また家族構成や使い方によっては(ガス使用量が多ければ)節約できる金額は大きくなると思われますが、これらの数値は我が家の実際の数値で、ガス代が安くなると保証するものではありません。

以上、エコジョーズの購入を検討している方の参考になれば幸いです。


*この記事には続きがあります。よろしければ以下の記事もご覧ください。
ノーリツ製エコジョーズ給湯器でガス代を節約できたのか再び比較・検証する


最終更新日 2015年11月1日


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この記事へのコメント

pc西谷 : 2017/02/19 (日)

参考になりました。
次に交換するのはエコジョーズにしたいと思います。

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