EMS(物品・書類用)伝票の書き方、追跡、集荷、送り方

*EMSラベル(伝票)の書き方は こちらをクリック でジャンプします。

EMS(国際スピード郵便)とは


EMSは日本郵便が提供する海外への発送方法の中で最も速い配達スピードを誇ります。
保険付きのサービスで、内用品の破損や紛失の際には2万円までが補償されます。(それ以上の金額の物を送る時は2万円ごとにを50円プラスすれば補償される。)
送料は国際eパケット等と比べると割高ですが、「時は金なり」という言葉があるようにEMSの配達スピードは魅力。


EMSのサイズ、重さの規定


EMSで送ることができる基本的なサイズ(大きさ)・重さは以下の通りですが、一部の国は異なります。

最長辺 1.5mまで
最長辺(1.5mまで) + 横周(幅×2 + 高さ×2) 3.0mまで 
重さ 30kgまで

全ての国がこのサイズ・重さなら覚えやすいのですが、EMSは国によって送ることができるサイズ・重さが異なるため以下のリンク先で要確認です。

日本郵便 EMS(国際スピード郵便) 大きさ・重量制限一覧表


EMSの配達日数の目安


郵便局の「料金・日数を調べる」から算出すると以下の通り。(*物品・小包)

中国、韓国、台湾、香港 2日
アメリカ、カナダ 3日
オーストラリア 3日
英国 2日
ドイツ 3日
フランス 2日
ブラジル 4日

いくつか例をあげると上の通りですが、EMSは他の発送方法に比べてとにかく速いです。
但し、上の数字はあくまでも目安日数なので、税関などで時間が掛かると大幅に遅れます。
参考までに私がこれまで送った物の日数は以下の記事にまとめています。
国際郵便 実際の配達日数 (小形包装物、国際書留、EMSなどの物品)


EMSの料金・送料及び比較


物品(小包、1kg)

アジア(中国、韓国、台湾、香港ほか)
2,100円 (国際eパケット 1,480円、国際小包・航空便 2,050円)

北中米・オセアニア(アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリアほか)
2,900円 (eパケット 1,985円、国際小包・航空便 3,350円)

ヨーロッパ(英国、ドイツ、フランス等のヨーロッパ諸国)
3,200円 (eパケット 1,985円、国際小包・航空便 3,350円)

南米・アフリカ(ブラジル、南アフリカほか)
4,100円 (eパケット 2,575円、国際小包・航空便 4,600円)

EMSの送料はeパケットよりも割高ですが、国際小包の航空便より割安な料金設定になっています。
詳細な料金は以下参照。
国際郵便料金表
料金・日数を調べる

なお、料金の支払いを後納とし、一度に出す個数が10個以上、または一カ月に出す個数が50個以上などの条件をクリアすれば、EMSも料金割引サービスが適用されます。
EMSの割引サービス


EMSの集荷


EMSもゆうパック同様、インターネット及び電話で集荷の依頼が出来ます。
インターネット Web集荷サービスのお申込み
電話での申込 0800-0800-111 (固定電話・携帯電話ともに無料)

ゆうびんIDがあれば上のページにIDを入力すると住所等の入力を省けて簡単ですが、IDがなければ下のページから住所、氏名、連絡先等を入力すれば集荷依頼が出来ます。
郵便局 集荷先情報 入力ページ

そういえば私もゆうびんIDを作りましたが、いつも持ち込むのでID自体忘れてしまいました...

ちなみにゆうパックは持ち込んで発送すれば100円が持込割引となりますが(集荷してもらうと100円高いとも言える)、EMSは集荷してもらっても持ち込んでも料金が同じです。
そのため集荷してもらったほうがお得な感じがしますが、集荷希望とした時間帯は出掛けられませんし、また時間的にも多少制限があるので(集荷は午前8時から午後7時まで。時間帯も15:00から17:00とアバウト)荷物が大きくて持って行けないとかでなければ、窓口に直接持って行ったほうが早いと思います。


EMSの追跡


発送したEMSの追跡は以下のページから追跡が可能。
ちなみにそれぞれのページからはEMS以外(ゆうパック他)も追跡も出来ます。
但し、集荷してもらった場合は反映されるまでに時間が掛かる事があります。
パソコン・タブレット用 追跡サービス
スマートフォン用 追跡サービス
携帯電話用 追跡サービス


中身が壊れてる!損害賠償制度について


EMSには2万円までの保険料が含まれているので内用品の破損や紛失の際に補償されますが、それ以上の時は2万円ごとに50円をプラスすれば最大200万円(この時の保険料は4,950円)までが補償の対象になります。

関連記事
海外へ送った荷物が壊れていた場合
海外へ送った荷物が届かない場合


EMSラベル(物品用・書類用)の書き方・記入例


*書類用(Business Papers)については こちらをクリック でジャンプ。

EMS 物品用(For Goods) 専用ラベル記入例



① 依頼主(ご自身)の氏名、住所、電話番号等を記入。
例えば個人名で 〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 高橋 一郎 なら上のような書き方になります。
電話番号は市外局番の0を削除し、日本の国番号の+81を付けます。
03-1234-5678なら、+81-3-1234-5678

ちなみに私は丁目(-Chome)や建物名(アパート、マンション名)は省略して書いています。 
例えば、〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 ハイツ鈴木 101号室 なら以下のような感じです。
  
2-8-1-101 Nishi-ShinJuku
Shinjyuku-ku, Tokyo 163-8001
Japan

返送になった場合を考えると書いたほうが良いのだと思いますが 郵便番号と番地名、そしてその後に部屋番号がきちんと書いてあれば問題ないと思います。

② 送り先(相手)の氏名、住所等を記入。

③ 内容品の内訳、数量、重量(合計重量)、価格、種別(贈り物など)の記入。
商用物品はHSコード、原産国も記入します。(今回は参考までにJapanと書いています)
ここでは内容品を詳細に書くことと、通貨単位(USD、EUR等)を忘れずに書いてください。
特に、内容品がアバウトすぎると送り先によっては返送される事もあります。
*そのあたりはカナダが厳しいと聞きますし、これまで取引した印象だとスロバキアも特にそう思います。
また日本郵便のホームページ内に「個人でのご利用の場合は“Personal Use”と記入してください。」とあったので今回「Persona Use」と記入しています。
また日本円で2万円を超え、それを上回る金額についても保険をかける際は、右端の「損害要償額」に合計金額を記入して下さい。
2万円ごとに50円の保険料が掛かります。(4万円なら50円、6万円なら100円といった感じ)

参考 内容品の英語訳

④ ご自身のサインと荷物の個数を記入。
個数は1個なら 1/1、2個であれば 1/2、2/2 などと書きます。
また、「危険物に該当しないことを確認済」にチェック(×)を入れます。

参考 国際郵便として送れないもの


◎EMSで物品を送る時に他に必要になるかもしれない書類


EMS物品用の伝票の書き方は以上ですが、国によっては他にインボイスが必要。
インボイスの書き方については当ブログ内の インボイスの書き方 にまとめました。
また、インボイスは国によって必要枚数が定められていますので EMSの発送に必要な書類 からご確認ください。

*20万円以上の物を海外へ送る時は全ての国でインボイスが必要になり、更に税関への申告と許可が必要です。但し、税関への申告と許可は差し出す郵便局の窓口に通関委任状を出せば委任できます。
通関委任状については以下の記事をご覧ください。
通関委任状の書き方 EMSなどで20万円以上の物を送る場合は必要




EMS 書類用(Business Papers) 専用ラベル記入例

EMS 書類用 記入例
書類用も伝票の書き方自体は物品用とさほど変わりません。

①日付、差出人(ご自身)の氏名、住所、電話番号を記入。

例えば、ビジネス用で
〒163-8001
東京都新宿区西新宿2-8-1
タカハシネットワーク株式会社
高橋 一郎 なら

Ichiro Takahashi
Takahashi Network,Inc.
8-1 Nishi-Shinjuku 2-chome,
Shinjuku-ku, Tokyo 163-8001
Japan

電話番号の記入方法は市外局番の0を削除し、日本の国番号の+81を付けます。
03-1234-5678なら、+81-3-1234-5678

上の画像と順番が変わりましたが、日付は今回アメリカ式の並びで書いています。
ヨーロッパでは、30 Dec. 2011 。
アメリカ式とヨーロッパ式で記入の順番が違いますが、私は書き分けるのが面倒なので、月は月名を英語で省略して書いています。

月の英語表記
1月 Jan. January  
2月 Feb. February  
3月 Mar. March  
4月 Apr. April  
5月 May  May
6月 Jun. June  
7月 Jul. July  
8月 Aug. August  
9月 Sep. September 
10月 Oct. October 
11月 Nov. November 
12月 Dec. December  

②相手の氏名、住所、電話番号を記入。
 
例えば相手が Pepetome Network という会社の Steve Johnson という社長なら

Mr. Steve Johnson, President
Pepetome Network, Inc.
1600 Pennsylvania Avenue NW Washington, DC 20500
USA
 
部署等に送付するなら以下のような書き方で良いかと思います。

(例)
Pepetome Network, Inc.
Attention : ××××× (×××××の部分に部署名)
1600 Pennsylvania Avenue NW Washington, DC 20500
USA


下のEMS専用梱包材(封筒)は窓口で無料で貰えます。
書類ならこのようなEMS専用封筒を使うと良いかもしれません。
EMS専用封筒 a EMS専用封筒 b
左の物は税関告知書 CN22が付いています。(印刷されています)

書類の発送で気になるのが"折り曲げ"ですが、Amazonで売られている封筒用の補強用ボール紙などを使うのも良いかもしれません。


EMS書類用(Business Papers)ラベル伝票の書き方は以上のようになりますが、送り先によっては税関告知書 CN22が別途必要になる所もあります。必要書類については以下リンクか窓口にてご確認下さい。

EMSの発送に必要な書類
または
国・地域別情報(国際郵便条件表) で送り先を選択しEMSの項をご覧下さい。 

関連記事
税関告知書 CN22 の書き方

以上、EMSについて。

最終更新日 2016年10月12日


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この記事へのコメント

beginner : 2012/05/19 (土)

初めまして。
内容品の種別について質問なのですが、「その他」「商品」「贈り物」のどれで記載するか悩んでいます。
「その他」にすることで怪しまれる率が高くなることはあるのでしょうか。

厳密には海外からの注文で自作の「商品」を送ります。といっても年間の売上が今はほとんど無い個人事業主(の届けも出していない)人間のやることで、初めての海外発送であるため、(壊れものなので)モニターのような感じで送料はこちら持ちにしたく、その商品(約2000円)が既にEMS送料とほぼ同額かそれ以上で、相手が商品代金を銀行振込にする際の手数料込みで20ユーロになるように支払ってもらえれば良いという考えなので、利益は±ゼロもしくは赤字です。(ちなみに相手は友人で、状況によっては向こうが御礼に物品を送ってくることに代えても良いと思っています。)
性格上虚偽の告知はしたくなくて、相手が友人であっても向こうは対価を払うわけで単なる贈り物ではないし、かと言って正直税関での無駄な開梱や課税に気が進みません。。。どうしたら自分は気が済むのか色々思案しています。
ご教示頂ければ幸いです。突然失礼しました。

pepetome : 2012/05/19 (土)

beginner 様

申し訳ありませんが、個別のケースの質問は受け付けていません。

但し、いくつか言える事は

内容品の種別を「その他」にしたからといって怪しまれることはないはずです。
また送る品物が「その他」「商品」「贈り物」のいずれによらず、先方の国の税関次第では開封はされますし(開封されない場合もあります)「贈り物」とした場合でも相手国によっては課税される事もあります。
この開封されるかや課税されるかについては相手国の税関次第なので私のほうでは何とも言えません。

beginner : 2012/05/19 (土)

pepetome様

使い方を間違えてしまい大変申し訳ありませんでした。
郵便の担当の方でも意外とご存じない場合があるので、詳しい記事が無いかネット検索してたどり着き、飛びついてしまいました。
あつかましい質問にお答え頂いてすみませんでした、そして本当にありがとうございました。とても助かります。

他の記事も色々読ませて勉強させて頂きます。

itazura-yusui : 2012/05/21 (月)

お邪魔します。

pepetome様さえ差し支えなければ、
beginner様のお困りのことに関係しそうな参考資料をここに貼付させていただきたいですが・・・

私も確証のない情報ですので、・・・できればyahoo!知恵袋か当方のブログ通じて直接ご連絡いただきたいですが。。。


いかがでしょうか?
ブログの主旨に合わないようであれば、捨て置きくださいませ。

beginner : 2012/05/21 (月)

再度覗きに来ましたら、またはじめましてのitazura-yusui様にコメント頂いておりまして、恐縮しております。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。
何と申し上げて良いか分かりませんが…ひとまずまた覗きに参ります。

pepetome : 2012/05/22 (火)

再度の訪問ありがとうございました。
質問頂いた件ですが、下のジェトロのリンクが参考になるかもしれません。(アメリカの場合)

ファイル中段、1-4.贈答品(または商業的性格を持たない個人輸入等の場合)
http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000124/koguchi_USA_re.pdf

もしも不明な点や更に詳しく知りたい場合はYahoo!知恵袋などで質問すれば回答してくれる方がいるのではないかと思います。
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/

お力になれませんが、よろしくお願い致します。

beginner : 2012/05/22 (火)

pepetome様
itazura-yusui様
お2人とも本当に色々とすみませんでした。
そしてとてもありがたいです。
助かりました。

pepetome : 2012/05/22 (火)

こちらこそありがとうございました。

itazura-yusui : 2012/05/23 (水)

beginner様。

お役に立てたかどうかわかりませんが・・・
少し難しい資料ではありますが、ご活用くださいませ。

無事に送ることができるますように!

pepetome : 2012/05/23 (水)

この度はいろいろお世話になりました。
ありがとうございました!

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