インボイス(Invoice)の書き方 国際郵便用(EMS、国際小包ほか)

インボイスとは


海外へ荷物を送る際に相手国の通関で必要になる書類がインボイス。
ここでは貿易といった商取引のものではなく、日本から海外へ郵便物を送る際のインボイスについて書きたいと思います。

*「EMS 書き方」で検索してこの記事をご覧になっている方は以下の記事をご覧ください*
EMS(物品・書類用) 宛名の書き方、送り方、追跡、配達日数、集荷

なお、インボイスはすべての国宛で必要という訳ではなく、不要な国もあれば発送方法によって必要になったり、更に国ごとに枚数が違ったりします。
海外へ荷物を送ったことがない方だと「え?インボイス?なにそれ面倒くさい」と思うかもしれませんが、書き方で難しい事はなく、書式も日本郵便のホームページからダウンロードできるので手間は掛からないはずです。
ちなみにインボイスが必要な場合にインボイスを添付せずに郵便局の窓口から出そうとしても「これを書いてください」とインボイスを渡されるか、受け付けてもらえないか、受け付けてもらえたとしても戻ってきます。

インボイスについては以下リンクが参考になります。

国ごと、郵便種別ごとの確認 → 国・地域別情報(国際郵便条件表) (リンク先で送る国を選択)
インボイスが必要かどうか(EMS限定) → EMSの発送に必要な書類
インボイスの書式ダウンロード → インボイス フォーマット


インボイスが必要かどうか。おもな国の一覧表


ここでは発送先として多いと思われる国や人口の多い国をチョイスしてみました。
なお、ここではインボイスの有無のみを書きましたが、国や条件によってはインボイス以外にも添付しなくてはならない書類(特に商品の場合)があるところもあるので、上にリンクを書いた「国・地域別情報」でも確認をしたほうが間違いないです。

アジア
小形包装物 国際小包   EMS  
    中国    ××1枚
韓国××1枚
台湾注 1注 21枚
香港××1枚
フィリピン××1枚
シンガポール注 31枚1枚
タイ××1枚
インドネシア×注 41枚
マレーシア××1枚
インド×注 51枚

北中米、オセアニア
小形包装物 国際小包   EMS  
 アメリカ合衆国 ××注 6
カナダ×注 7注 8
メキシコ×注 91枚
オーストラリア××注 2
ニュージーランド××1枚

ヨーロッパ
小形包装物 国際小包   EMS  
    英国    注 10注 101枚
ドイツ×注 61枚
フランス××3枚
オランダ×注 6注 11
イタリア×注 12注 12
スペイン注 13注 14注 14
ロシア××1枚

南米、アフリカ
小形包装物 国際小包   EMS  
ブラジル注 15注 151枚
南アフリカ共和国×××
ナイジェリア注 16注 16×

× = インボイス不要。枚数が書いてあるものはその枚数が必要。注となっているものは以下参照。(ホームページとなっているリンク先は全て日本郵便のホームページ)

注 1 商品等を送る場合は送り状(インボイス)1枚を添付のこと。詳しくはこちらのリンクの通常郵便物 → 4.必要な記載、税関用紙等 → その他必要書類の1を参照のこと。
注 2 商品及び商品見本は1枚。それ以外(贈り物 Giftなど)は不要。
注 3 物品を包有する場合、送り状(インボイス)1枚を添付。
注 4 商品は1枚添付。それ以外は不要。
注 5 商業用の小包(商品及び見本)は原産地証明書及び送り状(インボイス)を添付のこと。*ホームページ内に枚数の記載がないため、窓口かお客様サービス相談センターで確認してください。
注 6 商品は2枚添付のこと。それ以外は不要。
注 7 内容品の価格が2,500カナダドルを超えるものはインボイス 3枚、更に1枚を送る物の内部(箱等、風袋の中)に入れること。2,500カナダドル以下なら不要。(2014年4月時点参考価格 233,500円)
注 8 商品及び見本は3枚。それ以外は不要。
注 9 ホームページ内では0枚となっていますが、説明には「すべての小包については、さらに、送り状及びそのスペイン語訳を内装することが必要である(受取人による税関手続のため、なるべく同送り状1通を直接受取人に送付しておくこと。)。この条件に違反した場合には、小包は差出人に返送される。」とあるので要確認。
注 10 従価税が課される商品は送り状(インボイス)が必要。詳細はリンク先か窓口、またはお客様サービス相談センターで確認してください。
注 11 複数個口の場合、それぞれに2枚ずつ添付のこと。(2個口なら計4枚)
注 12 イタリアは条件によって変わるため、国際小包EMS、それぞれのインボイスの項を参照願います。
注 13 商業物品を送付する場合は商業インボイス(Commercial Invoice *)を添付。それ以外は不要。
注 14 商品及び見本は商業インボイス1枚添付のこと。それ以外は不要。
注 15 法人または企業が商品を送る場合、または内容品の価格が500米ドル(2014年4月時点参考価格 50,900円)を超える場合は商業インボイスの副本を2通添付。
注 16 ホームページの説明には「商品を包有する郵便物には、商品の価格(保険料等を含む。)の詳細及び商品の原産国の表示を記載した送り状を添付し、かつ、原産地証明書を郵便物に入れなければならない。」とあるので該当する場合は要確認。

*商業インボイス(Commercial Invoive)について
商業インボイス(及び見積りインボイス Proforma invoice)の書式に特に定めはないようなので上のインボイスの書式ダウンロードリンクの書式を使っても大丈夫です。


重要
なお、インボイスが不要な国への発送でも20万円を超えるものを発送する場合はすべての国宛でインボイスが必要で、更に税関への申告と許可を得なくてはなりません。
「税関への申告と許可」と聞くと、かなり煩わしく感じますが、発送する荷物と共に通関委任状を提出すればそのまま日本郵便に委任できます。

参考記事
通関委任状の書き方 EMSなどで20万円以上の物を送る場合は必要


以下、インボイスの書き方例。
*EMSに限らず、小形包装物、国際小包を海外へ送る際のインボイスの書き方も同じです。


インボイスの書き方


Invoice 記入例

インボイスに書く言語は英語、フランス語、または現地(送り先)で通じる言葉となっていますが英語でいいと思います。

①インボイス作成日、作成地
インボイスを書いた日付と日本で書いていますので日本(Japan)と記入。

月の英語表記
(中央のJan.など"."付きはそれぞれ省略したもの。省略した方が書くには手っ取り早いです。)
1月 Jan. January  
2月 Feb. February  
3月 Mar. March  
4月 Apr. April  
5月 May  May
6月 Jun. June  
7月 Jul. July  
8月 Aug. August  
9月 Sep. September 
10月 Oct. October 
11月 Nov. November 
12月 Dec. December  

②ご依頼主
自分の氏名、住所、電話番号を記入。
*電話番号の下にFA××とありますが、FAXです。写真を撮る際につぶれてしまいました。
電話番号は市外局番の0を削除し、日本の国番号の81を付けます。
03-1234-5678なら、+81-3-1234-5678

住所は、例えば
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 高橋 一郎 なら上のように書けば良いと思います。

ちなみに私は丁目(-Chome)や建物名(アパート、マンション名)は省略しています。 
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 ハイツ鈴木 101号室 なら以下のような感じ。
  
2-8-1-101 Nishi-ShinJuku
Shinjyuku-ku, Tokyo 163-8001
Japan

返送になった場合を考えると書いたほうが良いと思いますが、私はいつも建物名を省略しています。省略することで受け付けてもらえないとか返送されたとかはないです。

③お届け先
相手(送り先)の氏名、住所、電話番号を記入。

④郵便物番号
EMS等のラベルの右上に記載されている末尾がJPで終わる番号。トラッキングナンバー。

⑤送達手段
EMSと記入。(国際小包なら Postal Parcel、小形包装物・スモールパケットなら small packet)

⑤と⑥の間の支払い条件について私は書いていません。

⑥備考(Remarks)
贈り物(gift)、商品見本(sample)、その他(other)から該当する所にチェックを入れます。

⑦内容品の記載
内容品の詳細、正味重量(内容物の重さ)、数量、単価(日本円)、合計額(日本円)を詳細に書きます。
内容品の例としては 内容品の英語訳 が参考になります。

⑧個数 総重量 原産国
それぞれ記入しますが、総重量は箱などの梱包材も含めた重量を書きます。
原産国は分かれば書きますが、私は殆ど書いていません。

⑨署名
直筆でサインしてください。
漢字でも良いみたいですが、私はローマ字で書いています。

インボイスを入れるビニール袋(無料で貰えます)
インボイス袋
この袋にインボイスを入れて荷物外側に貼り付けします。

インボイスの書き方は上記のようになりますが、書き方で特に難しいことはないと思います。
以上、インボイスの書き方について。


最終更新日 2014年6月21日


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