水道蛇口のパッキンなどを交換する

先日、我が家の台所の水道蛇口がポタポタと水が止まらなくなり、おまけにハンドルが空回りするようになったため部品を交換して修理をしました。
蛇口のパッキンなどの部品は安価で交換もそれほど難しいものではないので(業者に頼むと結構な価格になる)今回は私が交換した際の画像を交えながら修理方法の手順を書きます。
ご自身でパッキンなどの部品交換・修理を検討されている方の参考になれば幸いです。
なお、作業しながら携帯のカメラで撮影したため、全体的に画像がぶれまくっていますが、ご了承ください。


蛇口の水漏れ修理に必要な工具


ウォーターポンププライヤーとプラスドライバー
まずは工具。
ウォーターポンププライヤー(上)とプラスドライバー(下)。この2つは最低限必要な工具。
それぞれホームセンターで1,000円も出せば買えますが、使う頻度が殆どないようであればダイソーなどの安物でも良いかもしれません。
ただ、100円ショップの物はそれなり。ホームセンターに売っているJISマーク付きの物であればそれほど高いものではないですし、安心して長く使えます。

モンキーレンチ
モンキーレンチ。
ハンドル部のナット締め付けに使いますが、ウォーターポンププライヤーがあればモンキーレンチはなくてもいいです。

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プライヤー。
この手のプライヤーは車の工具セットに入っていると思います。
ウォーターポンププライヤーがない場合の代用品になりますが、やっぱりウォーターポンププライヤーのほうが使いやすいです。このプライヤーだと口もそんなに開かないし。


まずは水を止める


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蛇口をばらす前にまずは水を止めます。
蛇口が付いている場所によりますが、台所や洗面台なら蛇口の下の収納庫を開けると画像のような蛇口(止水栓)が付いています。(ない場合もある。この止水栓がない場合は下の量水器の項を参照。)
このような止水栓(蛇口)があればハンドルを右回し(時計回り)に閉めて水を止めます。
(画像左側がお湯、右が水。両方とも閉めたほうが無難。ちなみに止水栓のタイプによってはハンドルがなく10円玉などを使って開け閉めを行うタイプもある。)

量水器 01
量水器。
敷地内の道路に面した側にあるはずです。画像は鉄製のフタのタイプですが、最近は水色のプラスチックのフタのものが多いです。(どちらのタイプもフタに「量水器」と書いてある)
もしも、この量水器が見当たらない場合は土に埋もれてる可能性が。

量水器 02
量水器のフタを開けるとこんな感じ。
ジメジメしているので季節によってはナメクジが大量発生していて「ゲッ!(汗)」ってなります。
上の止水栓がない場合はこの量水器で水を止めますが、我が家もないタイプだったのでこの量水器で止めて作業しました。
黄色の矢印部分がハンドル。このハンドルに「← 閉める」「開ける →」と書いてあるのでその通りに開け閉めすれば水を止めたり出したりできます。ちなみに我が家のこの量水器はかなり何度もハンドルを閉めないと閉まりません。永久にハンドルを回わさなきゃいけないの?ってくらいに。

マンションやアパートといった集合住宅の場合はドアを開けた左右どちらかにあるパイプシャフト内に量水器があります。ない場合は、その建物の1階部分のどこかに量水器がまとめてあるはず。
ただ、量水器の設置場所は現場によって異なるので一概に言うのは難しい。


重要
量水器で水を止めると家庭内の水はすべて止まりますので水を使わない時間帯に行ったほうが良いです。

また、止水栓なり量水器で水を止めずに蛇口の修理を行うと大洪水でエライ目に。
止水栓または量水器で水を止めたら修理する蛇口のハンドルを回せば多少ポタポタするとは思いますが水は止まります。止まらなければ完全に閉まっていないか止水栓なり量水器に異物が噛みこんでいているかもしれません。多少のポタポタやチョロチョロぐらいであれば問題ないです。
自信のない方は水まわりの修理業者に頼んだほうが無難。


パッキンなど部品の交換


混合水栓
よくある水・お湯の2ハンドル混合水栓。こういった構造が簡単なものの方が修理は簡単。
この写真を撮っている間も水がポタポタ漏れています。

ポイントを外す
まずはハンドルのキャップ(正確にはポイントと言うらしい)をマイナスドライバーなどで外します。画像では包丁を差込み外しています。

ハンドルを外す
プラスドライバーでハンドルを固定しているネジを外します。
この画像ではすんなり外していますが、実際はネジの頭の+溝がナメた状態で潰れていたためドリルでネジの頭を破壊して外しています。力技です。
ネジの頭の溝をナメてしまった場合にはバイスプライヤーやその他専用工具で外しますが、画像の通りネジがハンドルに埋まった形状をしているのでバイスプライヤーなどではネジを挟めません。
ただネジを外すだけの簡単作業ですがネジの頭の溝がつぶれていると、ここで物凄く時間が掛かります。ネジにあった適切なドライバーを使って慎重に。

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ハンドルを外した状態。汚れています。気になる方はクレンザーなどで汚れ落しを。

カバーナットを外す
カバーナットをウォーターポンププライヤーで外します。(反時計回りで外す)

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カバーナットを外した状態。

スピンドルを外す
スピンドルは手で回せば外れます。

コマを外す
スピンドルを外すと中のケレップ(コマ)も外れますが、スピンドルだけが外れた場合は先の細いプライヤーなどでコマを摘んで取り外します。カバーナットとかスピンドルとか専門用語が連発です。

蛇口のコマの取り外し
こんな感じでコマを取り外します。

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外したカバーナット。左の輪っか状のものは金属パッキン。

カバーナットのパッキンを外す
カバーナット内のパッキンをほじくり返して外します。

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カバーナットのパッキンが取れました。

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パッキンが付いていた内部に小さなゴミが付着したままだと水漏れの原因になるのでをちょっと掃除。

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水道蛇口補修用の各種パッキン。

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今回はカクダイの水栓ハンドル内パッキン(13用)を使いました。品番 0740
*13用の13は水栓呼13(1/2)で水回りの規格。20もありますが、殆どの場合13だと思います。

参考リンク
Amazon カクダイ 水栓ハンドル内パッキン (13用) 2組入 0740

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カバーナットに水栓ハンドル内パッキン(ゴムパッキン)を差し込んで取り付け。

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金属パッキンはのせるだけ。

カクダイ スピンドル
スピンドルも交換。カクダイのスピンドル45mm。品番 7928-45
この45mm以外に60mmのスピンドルもありますが、多くの場合45mmで良いのではないかと思います。(60mmだとハンドル位置が高くなる。)

参考リンク
Amazon カクダイ スピンドル 7928-45

スピンドルのネジ山が磨り減っています
取り外したものと新品を比べると取り外したもの(手前の金色の方。メッキが剥がれて中の黄銅が出ています)はネジ山が磨り減っています。このためハンドルの開け閉めが硬くなっていました。
ハンドルの開閉が硬くなったと感じる方はこのスピンドルを交換すれば直るはず。

節水コマ
カクダイ 節水コマ (呼13用) 品番 9010
コマ(ケレップ)も新品に交換。せっかくなので節水コマと言われる節水タイプのものを取り付け。
節水効果50%なる謳い文句に期待。

参考リンク
Amazon カクダイ 節水コマ (2個入) 9010

節水コマとスピンドル
節水コマとスピンドル。
スピンドルの先に穴が開いていますが、この穴にコマを差し込みます。

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こんな感じ。
ここから先は取り外したのと逆の手順で組んでいくだけです。

スピンドル取り付け
コマをスピンドルに差し込んだ状態のまま(スピンドルを持ち、コマが落ちないように支える感じ)蛇口本体に取り付け。

スピンドルをねじ込む
スピンドルをねじ込む。
ここではプライヤーなどは使いません。手締め。

カバーナット取り付け
スピンドルを奥までねじ込んだらパッキンを取り付けたカバーナットを取り付け。金属パッキンも忘れずに取り付け。

カバーナットを手締め
カバーナットも手締め。今回経費削減でカバーナットは今までのものを再利用。

カバーナットを本締め
ウォーターポンププライヤーで本締め。
ギュッ、ギュッ、ギュッってこれでもかってぐらいの力で締めこむ必要はありません。自分の指ではカバーナットが外れない程度に締まっていれば大丈夫。

ちなみにウォーターポンププライヤーを使う際には正しい向きがあって閉める場合は上の画像が正解。逆に開ける(ゆるめる)場合は逆になります。
言葉で書くのがちょっと難しいですが、下アゴ(小さい方)はあくまでも支えで上アゴ(大きい方)に引っ掛け力を掛けて回すといった感じ。モンキーレンチも同じです。

蛇口ハンドル取り付け
ハンドルを取り付け。

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プラスドライバーでネジを締めこみます。ネジの溝をナメないように注意。

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キャップ(ポイント)を差し込んで取り付け。

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完成。

パイロット確認
最後に量水器のバルブを開け、画像の黄色で囲んだ銀色の部分(パイロット)が回っていないかを確認。
僅かでも回っていると水漏れしています。パイロットが回っているようなら修理した蛇口を確認し、漏水しているようなら増し締め又はやり直します。

ちなみに量水器のバルブを開ける時は一気に開けず、少しずつ開けていきます。
何故かというと配管が古くなっている場合に一気に水圧を掛けると古くなった配管が水圧で破損することがあるから。
また、量水器のバルブを全開にしたら半回転程度戻す(閉める)と量水器バルブのパッキンを傷めません。


今回、使用した部品はすべてホームセンターならどこにでも置いてあるはずです。
価格も高い物でも500円程度(スピンドルが497円)なのでDIYでやれば水まわりの業者さんに頼むよりも格段に安く済みます。
この記事を見て自分にでもできそうだと感じたならチャレンジしてみてください。もしも自分には無理かなって感じたなら水まわりの業者さんに頼んだ方が無難です。

参考リンク
カクダイ 2ハンドル混合水栓の水漏れ修理


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この記事へのコメント

R : 2015/12/14 (月)

ウォータープライヤーのかわりに、板のレンチ(各種おおきさに対応)を使ったほうがきずつけずに済みます。
水栓等おいてるところで探せば見つかるけど、ダイソーで買えば安く済みます。

なお、昨日立て水栓交換の際、壁から出てるパイプのねじ山とれて、業者用はめになり、さらに小銭入れ落して相当へこんでいる最中です。

pepetome : 2015/12/14 (月)

「板のレンチ、立て水栓」あたりの単語を使うあたりRさん、素人ではないですな。脱帽。

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