手紙や定形外郵便の配達時間指定が可能に 但し翌朝10時便は廃止

昨日、日本郵便が第一種郵便物(50g以下の手紙、4kg以下の定形外郵便)の配達時間帯指定サービスを新設すると発表しました。(現在は申請段階。総務相と国土交通相の認可が得られれば、2013年10月1日から開始するとしている)詳しくは以下リンク参照。

日本郵便 配達時間帯指定郵便の新設等
時事ドットコム 手紙も時間帯指定可能に=10月開始へ-日本郵便

内容的には手紙(はがきは含まれない)や定形外郵便に所定の料金をプラス(50g以内の手紙及び250g以内の定形外郵便であれば+320円、1kg以内の定形外は+420円、1kg以上4kgまでなら+680円)すれば午前(8:00~12:00)、午後(12:00~17:00)、夜間(17:00~21:00)の時間指定が出来るというもの。
普通の手紙で時間指定が出来るというのは非常に画期的な事だと思います。
(これまでオプションで平日か休日の配達指定は出来たが時間指定はやっていない)

思えば、2003年から信書(手紙とか)の取扱いへの参入が緩和されたものの、一般信書便事業に参入した事業者は条件が非常に厳しい事もあって1社もなく(街で見かける郵便ポスト的な物を全国的に整備することが求められるなど民間の事業者ではまず不可能。特定信書便事業は佐川急便等の大手から地方の中小事業者まで参入したが)手紙などの信書の取扱いは日本郵便の独壇場です。
そう考えると別途料金が掛かるとは言え、手紙のような一般郵便物までが時間指定可能となるのは日本郵便が存在感を示したと言うか、その優位性が更に強固なものとなりそうなが気がしますが(このサービスが普及するかは別にして)、個人的には日本郵便と激突する事もあり、メール便を足掛かりに信書便の更なる緩和で日本郵便の独壇場に風穴を開けたいと考えているであろう(これはあくまでも私個人の勝手な想像)宅配・最大手のヤマト運輸がどう思っているのかが気になるところではあります。

翌朝10時便廃止ところでこの新サービスの登場に伴い消えるサービスがあります。それが翌朝10時郵便。
一般的にはレターパックや速達で間に合いそうなので使う頻度がほぼ無さそうなサービスですが、ビジネスにおいて重要書類が翌朝の10時までに届くと言うのは非常に大きな意味を持つはずです。(配達可能地域は引受郵便局によって変わります)
この翌朝10時郵便は名前の通り翌朝10時までに届くものですが、その代わりとなる新サービスの配達時間指定では午前(8:00~12:00)とかなり大雑把なので両者を比べると翌朝10時郵便を使えば10時までに届いていた物が場合によっては11時59分に届く(12時までには変わりません)ということもある訳です。

これは改悪と言えるのかもしれませんが(言い過ぎか)、先日4期ぶりに黒字を達成したと報道された日本郵政グループの郵便事業。
これまで日本郵政グループの"お荷物"とまで言われたこともありますが、あえて翌朝10時郵便を廃止すると言う事は利用者数が少なかったサービスだったのかも知れませんし、更なる飛躍に向けてのリストラの一環なのかもしれません。


2013年7月12日 補足
7月5日に「配達時間帯指定郵便の新設等に係る認可取得」のプレスリリースが公表され、総務大臣及び国土交通大臣に申請していた内国郵便約款の変更認可申請等の認可がおり、2013年10月1日(火)からこの配達時間帯指定郵便を開始する予定とのこと。
ということは、この2013年10月1日前後には翌朝10時便も廃止となるのは確定で(廃止の撤回というのはないと思われる)翌朝10時便を良く使う方は気に留めておいたほうが良さそうです。

2013年10月 補足
翌朝10時郵便(モーニング10)は10月1日をもって取り扱い終了となりました。

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この記事へのコメント

pepetome : 2013/09/22 (日)

貴重なコメントありがとうございました!

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