受験に際しての国語の勉強法 それは読解力を鍛える

本を読む

先日読書について書いたのですが、私が学生だった頃に国語(現代文)が苦手だったのを思い出したので今回記事にしました。古文や漢文についての勉強法はここでは書きませんのでその際は他のサイトなどを巡ってください。
このブログの訪問者は社会人など大人の方が多いと思いますが、今回は学生さんや受験生に向けて書いています。そのため学生さんや受験生以外の方にはこの記事は無用の長物だと思います。


私は他の教科に比べて国語が特に苦手でしたが、あることを毎日欠かさずしたことで大幅に得点をアップすることが出来ました。(前もって言っておきますが、怪しい教材などを勧めている訳ではないです、ハイ。)
余計な前フリや例題を掲載してここはこうだとかの講釈を述べるつもりはありません。簡単に書きます。

「国語(現代文)で得点アップさせたいなら 読書、読書、読書。そしてひたすら読書。」

それだけです。私が実際にやった国語(現代文)の勉強方法はそれだけ。
簡単に書くと書いていますのでこの記事はこれで終えるつもりでしたが、折角なので少々補足します。

私が学生だったのはかなり前のことで当時と比べて時代は変わったものの、先日のセンター試験の問題を見たところ問題の傾向など私が学生だった頃と特に変わってないので私がやったことが通用すると思います。

国語(現代文)の出題形式としては漢字の書き取り問題もいくつか出ますが、全体に占める割合は少なく、ほとんどは出題文から、文中の「○○○○」とは何を意味するのかといった内容になっており、要するに読解力が問われる科目といっても過言ではなく、ここで点が取れないと散々な結果になります。
上に挙げた"文中の「○○○○」とは何を意味するのか"というのは、答えは問題用紙の出題文に載っている訳で(文章から独自に想像するケースもありますが)その文章を読み解くことが出来れば満点を取ることも不可能ではありません。

「読み解く」とは文字通り、文章から作者が言わんとしていることや受験の場合だと出題者が意図していることを読み解く訳ですが、これは過去問やら市販の問題集を買ってやらなくても図書館で本を借りて読めばその力は自然と付いてきます。

実際の勉強方法(読み方)としては、「本を読め」だけでは何なので具体的に書きます。

1.まず図書館で本を借りる。
随筆などノンフィクションでも良いのですが、夏目漱石など日本人で文豪と呼ばれる人の純文学がオススメ。
ドストエフスキーなど海外の大物作家の作品も良いのですが、和訳された物を読むことになり翻訳者(文豪ではない)の表現が入ることもあるので出来れば日本人作家の物。*注
また受験にはお金が掛かります。本を買うのは有意義なことですが、図書館で借りて節約。
  
*注 誤解を与えるかもしれないので補足をすると、(長くなるので興味がなければここは読み飛ばして下さい)フィッツジェラルドの代表作に「グレート・ギャツビー」(華麗なるギャツビー)という作品があります。
この作品はいくつかの和訳版がありますが、その中のひとつに村上 春樹氏が和訳したものがあり、作中に登場するギャツビーは台詞の後に「old sport オールド スポート」と付け加えます。
これを和訳すると「親友」といった意味になりますが、村上 春樹氏によればどのように訳すか悩んだ挙句、そのまま「~~。オールドスポート」としました。
意見はあるかもしれませんが、確かにそのまま「オールド スポート」とすることで作品の雰囲気や作品内に出てくるギャツビーの持つ個性が生かされ、平面的な印象だったものが、立体的でそこに実在しているような印象となり、よりリアルな存在へと変化していく感じがします。
もしも「親友」とかそれに類似する言葉に訳してしまうと全く違うものとなり、例えば「ダチ公」(古っ!)にしたとしてそれを想像すると、なんか古臭いオッサンが思い浮かんでしまいギャツビーの高貴な雰囲気が台無しです。
そのようなことからも和訳されたものではない、作者自身の言葉で書かれた文章のほうが作者の思いや文面、登場人物の心を読み解くには向いていると思います。
(訳された物でも村上 春樹氏のようにハマルものもある。ただ村上氏自身が世界的な大作家なのは事実)
更にあえて例えると最近話題のワイルド芸人・スギちゃんの「~だぜぇ」も英語では訳せないと思います。
あの独特の言い回し「~だぜぇ」だから良いのであって英語に訳したらなんか違うと思います。
まあ、これはちょっと関係ないか。

2.読む。ひたすら読む。
文字通りひたすら読む。集中すればお腹が空いたのも気になりませんが、そのくらい集中して読む。
また、作者が描く風景や登場人物の心持などの描写を頭に思い浮かべてみると尚良い。
例えば、川端康成の雪国で「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」と有名なくだりがありますが、雪国と言えるほどの所とはどんな所なのかなど自分なりに想像してみる。

3.意味が分からない言葉が出てきたら読み飛ばさずに辞書でその意味を調べ理解してから読み進める。
これ重要。漢字で読みなどが分からない時も調べる。これで漢字の読みや意味を学ぶことになります。

4.3と前後しますが、読んでいて意味が分からないくだりが出てきたら読み直し理解してから読み進める。
ボーっと読んでると意味が分からない箇所が出てくることがありますが、(人間なので本を読んでいてもボーっとしてしまうことはあります。こればっかりは仕方がない)その場合は面倒でも読み返す。
ただ漠然と読み返すだけではダメ。理解できるまで読み直す。

5.出来れば一冊でも多くの本を読む。ひたすら読む。
受験では他にもやらなくてはならないことが山ほどあると思いますが、空いた時間などボサーっとしているのは勿体ない。
受験は長い人生においてはほんの一瞬。時間を無駄にしてはならない。
もちろん本を読まなくても他の勉強をするならそれで構わない。

時間的な制約はどうにもならないかもしれませんが、上に書いたことは難しいことではないはずです。
もし読書が嫌いで「本を読むのはちょっとな~」と思うのであれば長編物ではなく短編集などから慣らしていくと良いと思います。
ここに挙げたことでは 3 と 4 が特に重要で、漠然と読み進めるだけでは国語(現代文)の力は付きません。
個人差はあると思いますが、10冊、20冊、30冊と読んでいった後に模擬試験などを受ければその呼んだ数に比例して効果が実感できるはずです。
もしも、それだけ読んでも効果が上がっていないとすれば、読む冊数が足りないか、読書する際に目が文字の上を素通りしているだけか、上に挙げた4の項目(3も含む)を無意識に蔑ろ(ないがしろ ←読みが難しいが、このように読めなかった言葉を調べて理解する事がまさに3.で言っていること)にしている可能性があります。
また、受験生ともなれば勉強すべき教科は国語だけではないため 5.の一冊でも多く読むは厳しいかもしれませんが、その場合は、読む数量を減らしたり調整してください。
但し、月に1冊ぐらいだと読解力を付けるのはちょっと難しいのではないかと思います。
(私は週に2冊以上のペースで読みましたが、このあたりは他の教科との兼ね合いで調整してください)

それから漢字の書き取りについてはレベルの高いところを受ける場合は尚更ですが、ライバルは確実に点を取ってくるはずで、書き取りで失敗するとハンデを負いかねないため出題割合が少ないものの多少は時間を書き取りにも割いてください。
この漢字の書き取りは上に挙げたように本を読みながら分からない漢字を調べれば力が付いてくると思いますが、過去に出た問題が再び登場することも多いので過去問などをやるのも良いと思います。


私が受験生だった時の国語の勉強方法は上記の通りです。
当時の私は大学受験すら無謀だと言われるぐらいの偏差値しかありませんでした。
国語の勉強法で「読書しろ」だけというのは他にないと思いますが、国語が苦手だった私はここまで書いた内容を実践することで効果を得ることが出来たのは事実で、私みたいな者でも出来たので誰でも出来るはずです。
個人差は出るかもしれませんが、もしも国語が苦手で問題集をやっても効果が出ないなと感じているのなら、ここに書いてある読書を試してみるのも良いかもしれません。

この記事を書いているのはまだ4月で受験までは時間がありますが、明日こそ本気出すって考えているとあっという間に時間は過ぎ去っていきます。
ここに書いてあるのは国語(現代文)についてだけなので大きな力添えとはならないかもしれませんが、限られた時間を有効に使い、皆さんが見事受験突破できるように祈っています。


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